英文解釈の技術100

英文解釈の技術100の添削と解説〜問題7,8,9〜

英文解釈の技術100の問題7,8,9について、実際にあった答案例を添削し、解説します!

添削方法

答案例の和訳に対し、以下のルールで色をつけて添削します

  1. 赤色文字:致命的な間違い(文構造の取り違いなど)
  2. 青色文字:単語レベルの間違い(知らない単語の訳しミスなど)
  3. 緑色文字:間違いとまでは言わないが少し変な訳

問題7

添削前

知能を正しくはかるものは、知っているやり方の数ではなく、何をすべきか分からない時の行動の仕方である。

添削結果&解説

知能を正しくはかるもの1は、知っているやり方の数2ではなく、何をすべきか分からない時の行動の仕方3である。

1について

「知能を正しくはかるもの」とすると、実際に知能を正しくはかるための何かがあるように感じられます。

「知能は〜から本当の意味で正しくはかることができる」や少し単語を補って「知能を本当の意味で正しくはかるための基準は〜である」のように、英文が意味したいことが伝わるように意識しましょう。

2について

ここでのhow muchのかたまりは間接疑問文です

なので疑問文のような訳をするのが普通だと思います

つまり

「知っているやり方の数」 → 「どれほどやり方を知っているか」

です

3について

ここでのhowのかたまりは、間接疑問文と捉えて訳すか、the wayを補って関係副詞の訳をするかの2パターン考えられます。

しかし2のhow muchのかたまりは間接疑問文だったので、ここでも間接疑問文の訳の方が綺麗なのではないでしょうか?

つまり

「何をすべきか分からない時の行動の仕方」 → 「何をすべきか分からない時にどのように振る舞うか」

です

添削後

知能を本当の意味で正しくはかるための基準は、どれほどやり方を知っているかではなく、何をすべきか分からない時にどのように振る舞うかである。

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確かに、人の優秀さは予定調和でないイレギュラーなことが生じた時に、どのような反応や行動を取れるかに現れてる気はするよね♪

問題8

添削前

しかし、もし何故私たちは一部の人間を好むのかを初めから終わりまで考えたなら、好まれる側の人々は良い地位の人々がほとんどであることに気がつくであろう。

添削結果&解説

しかし、もし何故私たちは一部の人間を好むのかを1初めから終わりまで2考えたなら、好まれる側の人々は良い地位の人々3がほとんどである4ことに気がつくであろう。

1について

下線部に代動詞doが含まれる場合、doが指すものを丁寧に訳しておく方が安心です

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代動詞doが指すものがあまりに長い時は、少しまとめてしまっても良いけどね♪

ここではdoが指すのは前文のpause to think why 〜のかたまりです

なのでここでのif you doは丁寧に訳してあげて「なぜ我々は特定の人々をそのほかの人たちよりも好きになるのかちょっと考えてみたら」とすると安心です

ここまでしないにしても、pauseの訳も含めてあげて「なぜ私たちは一部の人間を好むのかちょっと考えてみたら」としましょう

2について

ten to oneは「十中八九」の意味です

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ここでのtoは比率を表すtoで、ten to oneは10:1、つまり「成功10・失敗1」で、「十中八九〜する」の意味になるよ♪

2の問題点は仮に意味を知らなかったとしても、ten to oneをif you do内のyou doにかけてしまっている点です

doとten to oneがカンマで区切られているのでこれは少し不自然ですよね

なので後ろの文you will find 〜にかけて訳してあげましょう!

3について

ここはdisposition「気質、性質」の意味を知らないと厳しいですね、、、

またofには元来所有「〜を持つ」の意味があるので、those of good dispositionは「良い気質を持つ人々」、つまり「気質の良い人々」や「気立ての良い人々」などとなります

ここまでは厳しいにしてもgood dispositonを「良い地位」と訳すのは文脈的にも少し不自然な気もするので、もう少し近い訳ができるとよかったですね!

4について

細かいですが、ここでは「がほとんどである」とするより、「であることがほとんである」の方が綺麗だと感じました

決まった訳し方を暗記するだけではなく、問題に合わせて適宜日本語らしい表現に修正するようにしましょう!

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他にもこの問題のifは「もし」と訳すのではなく、省略して訳さない方が自然だよね♪

添削後

しかし、なぜ我々は特定の人々をそのほかの人たちよりも好きになるのかちょっと考えてみたら、好まれる側の人々は気立ての良い人々であることがほとんどであることに、十中八九気がつくであろう。

問題9

添削前

陪審員が白紙の頭で考え始めると仮定されているようにそうする歴史家はいない。

添削結果&解説

陪審員が白紙の頭で1考え始めると仮定されている2ように3そうする歴史家はいない。

1について

直訳「白紙の頭で」をもう少し意訳すると「頭を真っ白にして」や「先入観を持たずに」ですね

直訳が伝えたい状況をイメージして、綺麗な意訳にすることも大切です

2について

be supposed to V「Vすることになっている」はあらゆる入試で頻出の受験必須熟語です

以下の例文で覚えておきましょう

  • You are not supposed to smoke here.
    ここは禁煙です。
  • He was supposed to be here by nine.
    彼は9時までにここに来ることになっていた。
  • What am I supposed to do here?
    ここでは何をすれば良いですか?

3について

ここがこの問題のポイントですね
S V, as S' V' の英文の訳は「S' V' と同様にS V」や「S' V' のようにS V」で覚えているかもしれませんが、実は「S' V' と違ってS V」や「S' V' だけれどもS V」といった逆接的な意味もあるんです
これをベクトル図で説明すると下図のようになります

つまり接続詞のasはS' V' をS Vと同じ向き同じ大きさの関係で接続するケースと同じ大きさ逆向きで接続するケースの2種類があります
例えば、He is ugly as he is intelligent.の英文の場合、intelligent「賢い」というプラスイメージとugly「醜い」というマイナスイメージはまさに逆向きですよね!
なので「彼は賢いけれども、ブスだ」といった訳になります

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和訳には示せないけど、asは「賢い」というプラスイメージの度合いと「醜い」というマイナスイメージの度合いがほぼ等しいことも表しているよ♪

asは比較文が有名なので「〜と同じ」のイメージで覚えている人も多いですが、このように「ベクトルの大きさが同じ」として2パターンのベクトルのイメージで捉えておくことが大切です

この問題では、「陪審員が先入観を持たずに考え始める」ことと「先入観を持たずに考え始める歴史家はいない」は逆向きのイメージなので、逆接「〜と違って」で訳すのが正しいです
このように、否定語が登場する場合、接続詞asは逆接で訳すことが多いので覚えて起きましょう!

全体について

1,2を踏まえて添削前の和訳を修正すると「陪審員が先入観を持たずに考え始めることになっているのとは違って、そうする歴史家はいない。」となります
まだ少し違和感がありませんか?
重要である主文(英文において主となる文)No historian starts with a blank mindの訳が短いかつ後ろすぎて頭に入って来ないですよね

なので以下のように、二重否定「先入観を持たない歴史家はいない。」を強い肯定「いかなる歴史家も必ず先入観を持つ」に言い換えることで主文を強調してあげた後に、主語「いかなる歴史家も」だけ前に出してあげるとなお良いと思います

「いかなる歴史家も、陪審員が先入観を持たずに考え始めることになっているのとは違って、必ず先入観を持って考え始める。

問題5においても、同様のポイントを解説したので、もし忘れていれば復習しておきましょう!

英文解釈の技術100を添削〜問題4,5,6〜

添削後

いかなる歴史家も、陪審員が先入観を持たずに考え始めることになっているのとは違って、必ず先入観を持って考え始める。

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